
2025年夏、日本国内で初めて完全自動運転トラックの商用運行が始まりました。これは佐川急便や西濃運輸などが中心となり、中央道の特定区間などで始めたもので、国の認可を得て本格的に走り出した“レベル4相当”の取り組みです。
夜間や幹線輸送の一部を無人化し、ドライバーのいない大型トラックが自動で高速道路を走行するという、まさに“未来が始まった”瞬間です。
でも──。
このニュースを聞いたドライバーの中には、こんな声もあるかもしれません。
「自分の仕事、いつか無くなるんじゃないか?」
👤 2024年問題の中で始まった“静かな置き換え”
実はこの動き、ドライバー不足が加速する中での“代替策”として進められています。
「2024年問題」と呼ばれる労働時間制限の影響で、これまでのように長距離輸送ができなくなった企業は、人手の確保に四苦八苦。
そこで登場したのが「自動運転でつなぐ幹線便」です。
- 長距離を自動運転に置き換え
- 人手は荷積み・荷降ろし・ラストワンマイルに集中
という構造が、少しずつ現実のものになっています。
🤖 自動運転で変わるのは「運転」だけじゃない?
現在、AIトラックはまだ高速道路など決まったルートを走るだけ。天候やトラブル対応、狭い道や住宅地での配達には対応できません。
しかし、技術は確実に進化しています。
一部の企業では、遠隔操作で複数台のAIトラックをモニタリングする「運行センター職」や、点検・出発準備をサポートするスタッフ職が登場しています。
つまり、
「トラックを運転する」だけがドライバーの仕事ではなくなる可能性がある
ということです。
💰 自動運転化が進めば、収入も“変化”する?
正直に言えば、長距離輸送を中心に稼いでいたドライバーにとっては収入の変化もあり得ます。
「1人で東京~大阪を日帰りで往復する」ようなスタイルは、安全面からもAIに置き換えられやすいからです。
一方で、都市部やラストワンマイルの配送は、今も人手に頼る部分が多く、
- 顧客対応
- 荷物確認
- 緊急時対応
など、人間ならではの判断力が必要です。
これからの時代、稼ぎ方も「運転+α」が求められていくことは間違いありません。
🌏「AIに取られる」ではなく「共に働く」時代へ
未来を悲観する必要はありません。むしろ、
- AIが深夜幹線を代わりに走ってくれる
- ドライバーは負担の少ない仕事に集中できる
- スキルを高めて新しいポジションを担う
そんな**“分業”と“進化”の時代**が来るのです。
不安を感じたその時が、自分の働き方や将来を見直すチャンス。
これからの物流現場では、
- 運行管理補助
- 車両メンテナンスサポート
- 自動運転支援員
といった新たな職域が次々と生まれるでしょう。

📣 最後に:時代が変わるとき、大事なのは“備え”と“適応”
今回の「自動運転トラック商用化」は始まりに過ぎません。
5年後、10年後にはもっと当たり前になっているかもしれません。
だからこそ、今こそ考えてほしいのです。
「このまま何もしないでいるか?」
それとも、
「AIと共に生きるために、何か一歩を踏み出すか?」
